03 「強迫性障害」
物心ついたときからそれは発症していたようです
幼少期〜小学生
- 手を洗い続ける
- 汚れていないのにすぐ下着を変える
- 下着を普通の服と一緒に収納できない
- 計算ドリルの数字を何度も見返してしまう
- すれ違っただけの他人に危害を加えたのではないかと考え込む
- 家の施錠を何度も何度も確認する
親はそんな病気があるなどと考えもしないため
手を洗うと怒られ、下着を頻繁に変える事を注意されました
小学生のときに祖父が亡くなったのがとても衝撃で
その影響があるのかはわかりませんが
ある時期から「死」に関わるもの全てを避けないと気が済まなくなりました
死が怖かったのです
中学時代
- 学校生活に使用するすべてのものが自室に持ち込めない
- 「死」にまつわるものを徹底的に避ける
死にまつわるものに物理的に触れてしまった時、
それがどんなにお気に入りの服でも二度と着ることができなくなりました
頭の中に「死」のイメージが浮かぶと、その時手に持っていたものも
水で洗わずにはいられませんでした
学校で使うものを持ち込めないのは、おそらく学生生活が苦痛だったからでしょう
高校に入ると学生生活は楽しくなり、自室に持ち込めないものが緩和されていきますが、死にまつわる物への自分ルールだけはどんどんひどくなりました
両親はもちろん病名は知らなかったのですが、私を精神科に連れて行きたがりました。ただそれは心配からではなく、毎回責め立てるような口調でした。
当時の私はどちらかというと活発で運動部、自分がおかしいといわれていることがものすごく恥ずかしく、悲しい気持ちでいっぱいでした。